優良木質建材等認証
◇制度概要
1.はじめに
AQは優良木質建材等認証の通称で、Approved Qualityの頭文字をとったものです。本制度は、製品の品質性能等について、第三者機関として客観的な評価、認証を行うもので、各界から信頼をいただいています。
なお、認証にあたっては、学識経験者等で構成する審査委員会による審査を行っています。
なお、認証にあたっては、学識経験者等で構成する審査委員会による審査を行っています。
2.目的
JAS規格に規定されていない新しい木質建材は、良質な製品であっても客観的な評価を得なければ市場での流通に供することが難しい状況にあります。AQは新しい木質建材等の品質性能等について客観的な評価を行うことで、消費者に安全性及び居住性に優れた製品を提供することを目的としています。
3.認証の対象
AQの対象は、製材、集成材、合板等の木材、その他の木質材料等(複合材料を含む)を用いて製造され、品質性能評価基準が定められた品目(認証対象品目)に該当する製品です。 需要者のニーズは多様化・高度化しており、次々に新しい製品が開発されています。AQは、このような技術開発による新製品について機動的に品質性能基準の整備を行い、迅速に対応することで消費者のニーズに応えています。
4.審査事項
AQでは、次の項目を審査して認証の適否を決定します。
- 品質性能評価基準への適合性
- 製品の品質管理等製造状況と品質の安定性
- 需要者等からの苦情等への対応措置
5.申請者の要件
申請者の要件は、次のとおりです。
- 申請者は、申請する製品を製造又は販売する者とします。
- 国外からの申請する場合、申請者は国内に申請代理人をおくことができます。
- 申請者及び申請代理人はセンターとの連絡調整、指示及び義務の遂行並びに需要者からの問い合わせ、苦情等への対応を適切に行う義務を負うものとします。
6.表示
認証製品には次の表示が行われます。
◇認証までの流れ
※ 認証を申請する際は、優良木質建材等認証規程に規定する(様式1)優良木質建材等認証申請書のほか、優良木質建材等認証実施要領 別記1に規定する認証申請書添付資料が必要です。添付資料では、特に次の事項に注意してください。
Ⅴ 品質性能試験・検査成績書 | 登録試験検査機関が6か月以内に発行したものを準備してください。 提出した認証申請書類を住木センターが確認した後、速やかに登録試験検査機関に品質性能試験・検査を依頼してください。 |
Ⅵ 品質安定度調査報告書 | 2週間以上の間隔をあけて製造された製品(3回製造分※)について、申請者が品質性能評価基準に規定する試験・検査を実施し、その結果を報告書にまとめてください。 ※製造・採取→(2週間以上)→製造・採取→(2週間以上)→製造・採取 |
年間スケジュール
第1回 | 第2回 | |
事前打合せ | 随時 | 随時 |
申請受付期間 | 新規:随時 ※8月1日までに工場調査及び 品質性能試験・検査成績書の受領が 完了すること | 新規:随時 ※2月1日までに工場調査及び 品質性能試験・検査成績書の受領が 完了すること |
更新:3月1日~4月10日まで | 更新:9月1日~10月10日まで | |
試験・検査依頼 | 3月~4月 | 9月~10月 |
認証 | 10月1日 | 4月1日 |
◇手数料
手数料は、優良木質建材等手数料規定に品目ごとに定めています。
◇規程
AQに関する事項は、次の規程類に定めています。
①優良木質建材等認証規程(PDF)
(様式1)優良木質建材等認証申請書(Word)
(様式3)優良木質建材等認証変更申請書(Word)
②認証対象品目一覧(PDF)
③優良木質建材等認証実施要領(PDF)
④優良木質建材等品質性能評価基準(PDF)
⑤優良木質建材等表示基準(PDF)
⑥優良木質建材等認証委員会運営要領(PDF)
⑦優良木質建材等認証審査要領(PDF)
⑧優良木質建材等手数料規程(PDF)
⑨登録試験検査機関(PDF)
➉認証業務品質マニュアル(PDF)
◇認証一覧
認証製品は、こちらから閲覧できます。
◇関連情報
AQ保存処理製品の性能区分
AQ保存処理 製品の性能区分 | 製材のJAS 保存処理の性能区分 | 用途性能 |
1種 | K4相当 | 極めて高度な耐久性が要求される用途向けの性能 |
2種 | K3相当 | 屋内や、地面に接しない用途向けの性能 |
3種 | K2相当 | 比較的寒冷な地域で、屋内や、地面に接しない用途向けの性能 |
お知らせ
2024-10-01
2024-10-01
2024-02-07
2023-10-24
2023-10-02
もっと見る |